Clear 2021


広島市 平和公園 2月3日11時撮影

透明アクリル板や透明ビニールシートで飛沫対策をすることが当たり前になった。そんな時、ある会社から仕事の依頼が来た。会社の机を透明アクリル板で仕切るのだけれど、そこに何か前向きに仕事に取り組めるようなシールを貼りたい。ウケるちゃんのようなものでもいいのですが、デザインしてもらえませんか?と。


そこは従業員100名くらいの会社。その時は、自分でもどういうものができるのか想像がつかなかった。ただ、経営者としてそういった想いを持つことはすごく素敵だなと思い、そう考えた理由をすぐに伺った。社長自身が社員時代に経験したことを話してくれ、納得し、期待に応えたいという思いが増した。


自分の経験をもとにすぐに考えた。昼食は外食することが多く、そのいく先々で透明のアクリル板を目にすることはあった。個人的には目の前の透明アクリル板は、全く嫌な感じはなかった。一緒に食べる相手をとてもキレイな透明なパネルを通して見ることが新鮮で、少し面白くも感じていた。


「クリアって、キレイ、嫌じゃない。」という個人的見解から『Clear 2021』という言葉が浮かんだ。そしてClearの持つ意味を徹底的に調べ、言葉を集め、いったん盛り込み、それからなるべく短い文章にするために、引いていく作業をし、研ぎ澄ましていった。ある程度文章がまとまったところでPCでのデザイン作業を開始。(依頼いただくほとんどの仕事はこの流れ)依頼を受けて2日後には社長にメールと電話でプレゼン。正直、その時の反応は薄かった。数日後「見れば見るほどこれはいい、さすがプロですね」という言葉をいただき、さらに1週間後にステッカーとして納品した。


実はデザインが完成した時、日本に提案したいなと思い、自分で撮った写真に考えた言葉を入れてみたりもしていた。こういった内容の仕事の依頼があることが嬉しいし、それにきちんとでデザインで応えられたことが嬉しかった。


Clear 2021 きっと視界は明るくなるはずだ。

Clear 2021 ステッカーを貼った時のイメージ写真


2021.2