整理整頓!を掲げている社長へ




身の回りが散らかっていると落ち着かない。掃除して、整理整頓すると確かに気持ちもすっきりして前向きに仕事に取り組むことができます。そのイメージで社長の考えていることも整理整頓していきましょう。それがデザインを経営に取り入れるということの始まりです。まずは現状とこれからのビジョンをお聞かせください。



デザイン経営宣言、ご存知ですか?

2018年5月特許庁が「デザイン経営宣言」という形でデザインを経営に取り入れることを推奨しています。簡単にいうと『経営のことをある程度理解した、客観的な視点で意見が言える、経験豊富な外部のデザイナーを取り込みましょう』といったようなことです。「デザインにお金をかけてどうなるの?」「そのデザインでどれだけ効果があるの?」といった考えをお持ちの経営者は多い。「そこにお金はかけられない」と。



そこに、言葉はありますか?

デザインは見た目だけのことではありません。伝えたい情報の見た目だけをささっと整えるだけで喜ばれることも多々ありますが、それだけではありません。ただ、人の印象は見た目が9割と言われています。それだからか、ほとんどの人がスーツを着こなし、人に悪い印象を与えないように、少しでも好印象を持ってもらえるように見た目を整えて振る舞っているはずです。じゃあ、そこで差し出す名刺の見た目はどうでしょうか? バッチリスーツでキメていても、その名刺の見た目で相手に与える印象は変わります。「なんだか怪しい会社(人)だな」と。見た目だけを取り繕うというのにも限界がある。その奥にある本質(想いや言葉)をくみ取ったその人、その会社だからこそのデザインだとその人自身もきっと堂々とした佇まいになるはず。



そこに、想いはありますか?

名刺には会社の必要最小限の情報が詰まっています。社名、ロゴマーク、スローガン、名前…。人と会うということが今まで以上に貴重になった今だからこそ、というわけでもないですが、その名刺が想いの詰まった気に入ったデザインであれば、きっと自然と誰かに会いに、誰かに渡したくなるものです。想像してみてください、何の想い入れもない、それほど意味もない、意味を知らない、何となく作ったマークが入った名刺を持たされた社員が、人に会って、会社の一体何を伝えられるのでしょうか? それは、もはや、超ラフな寝起き姿で人に会いにいっているようなもの。



やさしい言葉。

なぜ、ロゴやキャラクターが大事なのか? それは、それらが、会社の印象(トーン&マナー)を決定づける土台となるものだからです。名刺だけでなく、会社案内、ホームページを作るにしても、しっかりとコンセプトを立て(企業スローガンを掲げ)デザインされたロゴやキャラクターがあることで、会社の色は決まってきます。それは見た目の色だけではなく、色気(雰囲気や佇まい)まで決まってきます。それがあることで他社と差別化でき、ブレることも、迷うこともなくなる。社内から盛り上がり、社外に向けて様々な広告物やグッズなどを展開し発信したくなる。自然と前向きな気持ちでいられる。デザインを費用対効果ではなく、費用対価値という認識で取り入れることで、企業や商品、人の価値を上げ、気持ちを前向きにするために有効的だということをあらためてお伝えしておきたい。

普段の生活においても、相手のことがわからないとか、わからなくなった時は、たいてい言葉が足りていないということが多い。さりげなく人にやさしい言葉をかけられるようなデザインがそばにあることで、日々の生活が変わってくると思いませんか?




2021.2